アフリカ中央のチンパンジーの集団が人間の起源だと言われている。
彼らは、森に集団で住んでいた。
ところが、食糧危機か仲間割れか、何らかの理由で彼らは森から出ていかなければならない事態に陥った。
森から出ると、そこは草原で猛獣の世界。
彼らは、猛獣から逃げながら、しかも、食糧を確保しなければならない。
草原を走るには、体毛は邪魔である。
なぜならば、暑い草原に毛皮を着て生活ができるか?
そんな類人猿は死んでいった。
草原で生き残るには、体毛を捨てなければならない。
体毛を捨てた類人猿は、次は紫外線の攻撃にさらされることになる。
紫外線は皮膚がんを引き起こすこともあるが、最も重要なのは、お腹の胎児に最も悪いのが紫外線。
そこで、その類人猿は紫外線対策を身につける。
それが、メラニン色素である。
紫外線が強ければ強いほど、メラニン色素を多く持つ必要がある。
これが黒人の黒い肌である。
しかし、この色素は一定量の紫外線は通すのである。
この紫外線により、人間の骨格をつくるのに必要なビタミンDを作り出すためである。
このビタミンDがなければ、クル病になってしまい生存ができない。
メラニン色素を獲得した皮膚の黒い類人猿は、後にアフリカを出て行くようになる。
まず、出て行ったのが中東から東南アジア。
このゾーンに入ってきた類人猿はメラニン色素の量を落とし、肌は黒から褐色に変わっていく。
理由は赤道直下の紫外線の強さに比べ、弱くなっているため。
ヨーロッパに移動するのは、それからはるか後のことである。
ヨーロッパは緯度がさらに高く、紫外線量が減っていく。
そこで、さらに、メラニン色素を捨てなければならない。
すなわち、白人の誕生である。
スウェーデンやノルウェーの人の皮膚が最も白いのもこういった紫外線量の問題である。
また、青い目や金髪もメラニン色素との関係がある。
しかし疑問が残る。
アジアからカムチャッカ半島を通って行ったイヌイットのエスキモーは褐色の肌である。
これは理屈に合わない。
北極に近い所に住むイヌイットはメラニン色素があるとクル病になってしまう。
しかし、彼らは別の形態でビタミンDを確保していたのだ。
彼らの食料はアザラシ。
アザラシはビタミンDの豊富に持つ魚を食べて育つ。
だから、アザラシを食べていれば、ビタミンDが確保できるのである。
このような理屈で人種の肌の色が決まっていっているのである。
Wednesday, April 23, 2008
Subscribe to:
Post Comments (Atom)

0 comments:
Post a Comment