Wednesday, April 23, 2008

なぜ人種の皮膚の色が違うのか

アフリカ中央のチンパンジーの集団が人間の起源だと言われている。
彼らは、森に集団で住んでいた。
ところが、食糧危機か仲間割れか、何らかの理由で彼らは森から出ていかなければならない事態に陥った。
森から出ると、そこは草原で猛獣の世界。
彼らは、猛獣から逃げながら、しかも、食糧を確保しなければならない。
草原を走るには、体毛は邪魔である。
なぜならば、暑い草原に毛皮を着て生活ができるか?
そんな類人猿は死んでいった。
草原で生き残るには、体毛を捨てなければならない。
体毛を捨てた類人猿は、次は紫外線の攻撃にさらされることになる。
紫外線は皮膚がんを引き起こすこともあるが、最も重要なのは、お腹の胎児に最も悪いのが紫外線。
そこで、その類人猿は紫外線対策を身につける。
それが、メラニン色素である。
紫外線が強ければ強いほど、メラニン色素を多く持つ必要がある。
これが黒人の黒い肌である。
しかし、この色素は一定量の紫外線は通すのである。
この紫外線により、人間の骨格をつくるのに必要なビタミンDを作り出すためである。
このビタミンDがなければ、クル病になってしまい生存ができない。
メラニン色素を獲得した皮膚の黒い類人猿は、後にアフリカを出て行くようになる。
まず、出て行ったのが中東から東南アジア。
このゾーンに入ってきた類人猿はメラニン色素の量を落とし、肌は黒から褐色に変わっていく。
理由は赤道直下の紫外線の強さに比べ、弱くなっているため。
ヨーロッパに移動するのは、それからはるか後のことである。
ヨーロッパは緯度がさらに高く、紫外線量が減っていく。
そこで、さらに、メラニン色素を捨てなければならない。
すなわち、白人の誕生である。
スウェーデンやノルウェーの人の皮膚が最も白いのもこういった紫外線量の問題である。
また、青い目や金髪もメラニン色素との関係がある。
しかし疑問が残る。
アジアからカムチャッカ半島を通って行ったイヌイットのエスキモーは褐色の肌である。
これは理屈に合わない。
北極に近い所に住むイヌイットはメラニン色素があるとクル病になってしまう。
しかし、彼らは別の形態でビタミンDを確保していたのだ。
彼らの食料はアザラシ。
アザラシはビタミンDの豊富に持つ魚を食べて育つ。
だから、アザラシを食べていれば、ビタミンDが確保できるのである。
このような理屈で人種の肌の色が決まっていっているのである。

Tuesday, November 07, 2006

アメリカ議会の中間選挙って?

アメリカの選挙は何度聞いても分からない。そこで、今回は、私の持っている疑問を一つ一つまとめてみました。

アメリカの議会は上下両院とも解散がありません。また、大統領選挙も必ず4年の任期ごとに選挙を行います。

下院議員の任期は2年。

上院議員の任期は6年ですが、下院選に合わせて約3分の1づつ2年ごとに改選しています。

4年に一度は必ず大統領と議会選があり、2年に一度は必ず議会選のみがあることになります。
大統領選と大統領選のあいだに行われる議会選を「中間選挙」といっているのです。

議会のうち、下院はほぼ有権者数に比例して作られた小選挙区から選出された議員(定数435名)によって構成されます。
人口に応じて選ばれたということで、下院議員は原理上「国民(人民)の代表」と考えられています。
下院議員の任期は2年です。
下院には予算などの歳費に関する法案を上院よりも先に審議する権限が与えられています(予算先議権)。また、大統領弾劾の訴追権も下院が持っています。

上院は各州2名ずつ選出されます(定員100名)。
上院は「州の代表」上院議員の任期は6年です。
国民の代表である下院がそのときの国民の感情に走るのを抑えるため、上院議員は下院の任期の3倍の長さを持ち、長期的視点を持つ識見の高い者が議員になるべきだという発想です。

基本的に上下両院対等といっても、「格」は上院議員のほうが上です。大統領候補になるにも、下院議員からでは無理といわれますし、現実にそうなっています。

アメリカでは、議会が法案の作成から制定まで、立法のほとんどのプロセスを独占しています。
大統領が議会に予算や法案を提出することはできません。
大統領は、議会に対して「教書」というものを送り、望む法案や予算を成立させるようお願いすることができます。しかしあくまでお願いですから、議会を拘束することはできません。
中間選挙で大統領の政党が負けてしまうと、大統領は残り2年間、議会に対して大きな力をふるうことができないおそれがでてきます。

特に大統領の政党と議会での多数派政党が異なってしまうと(これを「分割政府」といいます)、大統領の力は極端に衰えてしまいます。

断片的に、書いておきましたが、実を言うと、この記事は、辻 雅之さんの”よくわかる政治”から、借用したものです。

辻さん、ありがとうございました。